学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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ミャンマーのヤンゴン外国語大学と学術交流協定を締結しました

学校法人城西大学は、2014年7月1日に、日本の大学として初めてミャンマーのヤンゴン外国語大学(Yangon University of Foreign Languages)と学術交流協定を締結しました。

協定書の交換を行う森本学長(左)とルイン・ルイン・ソー学長(右)

協定書の交換を行う森本学長(左)とルイン・ルイン・ソー学長(右)

これは、本学の水田宗子理事長の代理として、森本雍憲 学校法人城西大学常務理事兼城西大学学長を団長とする訪問団がヤンゴン外国語大学を訪問して実現したものです。調印式には、ルイン・ルイン・ソー(Lwin Lwin Soe)学長や、ズイン・マー・オウン(Zin Mar Ohn)新日本語学科長らをはじめとする同大学関係者約10名、MAJA(ミャンマー元日本人留学生協会)のミン・ウェイ(Myint Wai)前会長、シー・シー・シェン(Si Si Shen)会長ら関係者、在ミャンマー日本大使館の山本敏生公使参事官らが出席して行われました。

ミャンマーは2011年の民主化以来、本格的な経済発展に向けて成長軌道に乗りつつあり、東南アジアでも最も注目されている国の一つです。また今年は、日本とミャンマーが外交関係を樹立して60周年となる記念すべき年でもあり、今回の調印式はその記念事業の一つとして在ミャンマー日本大使館から認定されました。

調印式では、はじめに森本常務理事が水田理事長の「ミャンマーでは今後の発展とともに、世界の平和と発展や、日本との関係増進のため、橋渡し役となるべき人材の育成が求められていると期待され、本学はそのために貢献したい」というメッセージを伝達し、その上で「今回のヤンゴン外国語大学との学術交流協定により、日本・ミャンマー間の教育・研究面での交流をさらに進めていきたい」と挨拶しました。
  これを受け、ルイン・ルイン・ソー学長も「本学はこれまでロシア、韓国、タイの大学と協定を結んでいますが、今回初めて日本の大学として、学校法人城西大学と協定を結ぶことができ大変光栄です。水田理事長の特別の奨学金制度の創設や一年以内のご訪問を歓迎し、今後両学との交流を深め、日本・ミャンマーとの懸け橋となる人材育成に務めていきたい」と挨拶されました。
  その後、両学長による協定書へのサインが行われました。

調印式後、訪問団はキャンパスの案内を受け、キャンパスの施設や日本語学科の講義風景を見学して、日本語を熱心に学ぶ学生たちや日本語学科の先生たちとも交流をしました。

ヤンゴン外国語大学は、今年で設立60周年を迎えた学生数約2,300名の国立大学で、ミャンマーにおける外国語大学のリーダー的存在です。日本語、中国語、韓国語、英語、ドイツ語、フランス語等の学科があり、日本語学科には約300名の学生と25名の先生が在籍しています。

なお、翌2日に一行は在ミャンマー日本大使館を訪問して樋口建史特命全権大使と面会し、調印式の報告を行うとともに懇談しました。

本学は中期目標においてグローバル人材の育成に向けた国際交流活動強化を掲げており、ミャンマーについても、2013年10月に、かつて日本で勉強したミャンマーの元留学生たちの同窓会組織であるMAJA(ミャンマー元日本人留学生協会)と連結協力協定を結んでいます。今回のヤンゴン外国語大学との協定締結も、MAJAとの強い結びつきによって実現したものです。今年は11月に日アセアン首脳会議がネピドーで予定されており、ミャンマーが同会議の議長国です。日本政府もこれに向けて、6月24日に閣議決定し「アセアン元日本留学生など海外人材とのネットワークの構築強化により共創活動を促進する」と新政策の方針を決めています。
  そのような折に、日本の大学として最初にヤンゴン外国語大学とのMOUを結んだことは非常に画期的なことです。

今回の協定締結を機に、ヤンゴン外国語大学から本学への留学など、具体的な交流が進むことが期待されます。

ヤンゴン外国語大学正門

ヤンゴン外国語大学正門

調印式後の関係者による記念撮影

調印式後の関係者による記念撮影

日本語学科の学生たちとの交流

日本語学科の学生たちとの交流

日本語学科の先生たちとの意見交換

日本語学科の先生たちとの意見交換

キャンパスの様子

キャンパスの様子

ヤンゴンの寺院 シェダゴン・パゴダにて

ヤンゴンの寺院 シェダゴン・パゴダにて

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