学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation


中期目標(2016-2020)≪7つのJ-Vision≫の詳細


リーティング・ユニバーシティをめざすための中期目標(2016‐2020)《7つのJ-Vision》

学校法人城西大学について

学校法人城西大学は、戦後日本の経済復興期にあって新しい日本経済の礎を築いた政治家かつ教育者である水田三喜男により、1965年に創立されました。以後、「学問による人間形成」という建学の精神に基づき、「社会が発展するために必要とされる人材を育成することによって、人類の福祉に貢献すること」を理念として、城西大学、城西短期大学、城西国際大学において人材の育成と教育の向上に積極的に取り組んできました。卒業生は現在10万人を超え、グローバル社会で必要とされる知性を備え、実社会に貢献できる人材として、国内外のさまざまな分野で活躍しています。
  21世紀の社会は、情報通信技術(ICT: Information and Communication Technology)の革命的な進化により大きな変容を遂げています。ICTにより時間と空間が縮小し、地球規模で相互に交流・依存する世界がつくり出されました。技術革新はグローバル化を一層加速させ、国や文化の壁を越えて一人ひとりの生活や仕事に多大な影響を及ぼしています。異なる思想や文化をもつ人々が共生する社会では、多様性を尊重し活用することが重要です。私たちは女性学、ジェンダー研究等に取り組んできましたが、女性の活躍推進に一層取り組んでいくことが求められています。
  一方、世界に先駆けて少子高齢社会に突入した我が国では、労働人口が急激に低下する中で、人々の生活の基盤となる地域コミュニティの維持自体が大きな課題になっています。今後人々が、安全で安定した生活を維持するためには、大きな社会変動に立ち向かい、地域の活性化と人類社会の課題の解決に貢献できる革新的な発想と日本と世界との関わりに深い理解を持つ人材の育成は不可欠です。
  学校法人城西大学は、2012年の城西国際大学創立20周年、 2015年の城西大学創立50周年を迎えるにあたり、これまで誰も経験したことのない課題に対応しうる人材の育成を目指して、2011年、中期目標(2011-2015)を定めました。この目標の下、多様な言語と文化を持つ様々な国の学生・教職員が集うグローバルキャンパスの取組み、国際的な観点より位置づける日本研究、e-learning等のメディア教育および高度専門職業人等を養成する大学院教育の充実化を進めるとともに、地域社会との連携を通して、薬学、看護、福祉の領域を結ぶ地域医療福祉システムの構築に向けた教育研究活動の実績を積み重ねており、さらに発展させていきます。
  創立50周年の節目を越えた2016年、次の50年を見据えて、これまでの取組みを継承するとともに新たな飛躍の一歩を踏み出すための中期目標(2016 - 2020)《7つのJ-Vision 》を定めました。



Vision 1  豊かな人間性の涵養と社会に有為な人材育成


「建学の精神」に則った教育・研究の展開、水田三喜男記念館の設置・活用を通じた自学研究の確立・展開、本学を特色づける道徳観を育むためのリベラルアーツ教育の充実、社会人としての教養・礼儀・公共性及び実務能力の育成、キャリア形成支援を通じた領域をまたぐ高度な知識・技能力を持つ職業人の育成、産学連携・国際連携を活かして高度専門職業人を養成するポスト・グラデュエート教育の充実・強化、文化・スポーツ教育・課外活動による人間力の育成を通じて、豊かな人間性の涵養と社会に有為な人材育成を目ざす。

Vision 2  国際性と日本文化を身につけたグローバル人材の育成


異文化と日本文化をともに理解する「世界の中の日本」プログラムの充実・強化、「世界から学ぶ」・「世界とともに学ぶ」プログラムの創設・展開、グローバル・カレッジの拡充・強化、多言語・多文化の理解に基づくグローバル人材の育成、国際交流の拡大・充実、特に留学促進・受入拡大と留学生教育の充実、国際的女性リーダー育成を通じて、グローバル人材の育成を目ざす。

Vision 3  教育力の持続的向上と地域・世界と直結した連携教育の強化


社会の要請に基づく資格・キャリア形成に結びつく講義・教育手法の充実、学生一人ひとりの目指す進路・就職の実現に向けた取組み強化、e-learningの充実・強化、エクステンション・プログラムの充実・強化、企業・地域・他大学・海外協定校等との連携および海外拠点の活用による教育内容の充実、寄付講座の充実により、教育力の持続的向上と連携教育の強化を目ざす。

Vision 4  研究力強化とイノベーションの推進


情報技術の進化と社会の変革・変容をとらえて未来社会の在り方を考えるadvanced humanitiesの展開、人類社会が当面する課題の解決に資するinterdisciplinary science, practical scienceの推進とadvanced humanitiesとの融合、学生の研究活動参加を積極的に推進、国際的なネットワークを活用した本学を特色づける研究領域の確立、外部資金の獲得および企業との連携研究の推進により、研究力強化とイノベーションの推進を目ざす。

Vision 5  キャンパス環境の充実とグローバル化・ネットワーク化


学生が集い多様な交流・発表の場を築くレジデンシャル・キャンパス化の推進、紀尾井町キャンパスのグローバル化および生涯学習・連携教育・産学連携の拠点化、地域コミュニティに開かれたグリーンキャンパスの実現、教育・研究施設の拡充整備、情報通信技術の高度利用とキャンパス間ネットワークの充実により、キャンパス環境の充実とグローバル化、ネットワーク化を図る。

Vision 6  教育、研究、社会貢献のダイナミックな展開を支える経営基盤の確立


安定した収益基盤の確保、大学院の充実と教育・研究組織の見直し・再編および学内連携の強化、経営を支える組織整備とガバナンスの強化、職員の戦略的配置・育成・国際化を支える人的基盤の強化、適正性・効率性の担保に資する業務システムにより、ダイナミックな展開を支える経営基盤を確立する。

Vision 7  発信力強化と社会的存在価値のさらなる向上


本学と地域が保有するヘリテージを活用した発信力強化、教育研究活動成果の可視化をはかるための体制構築、多様なチャネルによる発信強化と学術貢献、本学の特色を活かした広報・ブランド戦略、同窓会・父母後援会との連携強化、スポーツ・健康活躍社会づくり等社会・地域との交流・貢献、地域の国際交流活動への支援により、発信力強化と社会的存在価値のさらなる向上を目ざす。

学校法人城西大学は、建学の精神を継承して人間教育や教養教育の充実に引き続き努めるとともに、学生一人ひとりの個性に着目した丁寧できめ細かい教育と 、世界の中の日本を明確に位置づけた教育を積極的に展開し、日本そして世界に貢献する人材の育成に努めていきます。

Back  


JOSAI 25/50 Anniversary

学校法人城西大学
ホームページトップへ



ページトップへ