6月5日 学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパスにおいて世界女性学長会議日本会議(World Women Presidents Forum-Japan Meeting-)が開催されました。
世界女性学長会議は、中国伝媒大学劉継南学長(現名誉学長)の呼びかけで2001年に始まり、その後継続的に中国で開催されている世界的な女性学長のフォーラムです。
第1回「高等教育の発展戦略」(2001年)、第2回「コミュニケーション-連携と発展-」(2004年)、第3回「世界の調和・文化の多様性-大学と メディアの責任-」(2006年)と多様なテーマを取り扱っており、回を重ねる毎に参加者数が増加しています。第3回フォーラムでは、世界34カ国から約 200名(うち中国国外から69名)の大学女性学長と女性副学長が集いました。
こうした大きな会議の準備のために世界の各地域で開催されるのがサブフォーラムで、第4回世界女性学長フォーラム(2009年10月予定)の準備のために、城西国際大学においてサブフォーラム(日本会議)が開催されました。
日本会議の冒頭では、城西国際大学水田宗子学長が、この会議の目的と意義、全体テーマ「高齢化社会における女性高等教育の課題」の設定理由等についてスピーチを行い、続いて千葉県堂本暁子知事からのメッセージが披露されました。そしてアメリカ、ニュージーランド、中国、インド など世界5カ国から参加した9名の大学女性学長、大学代表者らが報告し、高齢化社会におけるジェンダー格差の存在が、重大な社会資源の損失に繋がっていることを確認すると共に、大学における再教育や生涯教育のモデル等について活発な議論を行いました。本会議の成果は来年の第4回世界女性学長フォーラムへと引き継がれていきます。
本会議での報告内容の詳細は、城西国際大学ジェンダー・女性学研究所が発行する研究雑誌『RIM』(第26号、今秋発行予定)に掲載される予定です。なお、新聞やテレビでも本会議の様子が報道されました(6月5日付け毎日新聞・東京新聞ほか)。
劉継南先生のあいさつ |
会議の様子 |
報告とディスカッション |
会議で発言する水田宗子理事長 |
大学のはっぴを着て記念撮影