2013年5月27日、中国・大連を訪問中の学校法人城西大学 水田宗子理事長は、大連理工大学より名誉教授を授与されました。
本学と大連理工大学は2007年5月に学術交流協定書を締結しました。そして同年、中国における国際人材育成を目的に “水田三喜男記念”水田宗子奨学金の授与を開始し、現在までに約100名の学生が授与を受け、勉学に励んできました。また、同じく2007年に学生たちの学術研究のために「水田記念文庫」を開設し、現在までに9回にわたり累計約770冊の政府刊行物、経済、文化、歴史、自然科学、辞典など多様な本を寄贈しています。さらに、学生のインターンシップ研修派遣・受け入れや、共同研究、シンポジウムの実施など、さまざまな形で学生・教員の交流を積極的に展開してきました。そして、2010年には、大連理工大学、大連外国語学院、東北大学と連携して日中連携博士課程を開設、本学での集中講義を含めて数多くの留学生が本学で学び、この春には初の博士号取得者を輩出しました。
今回の名誉教授授与は、これらの一連の活動を通じた両校の交流に対する水田理事長の貢献・実績が高く評価されたもので、授与式では両大学の関係者が出席する中、大連理工大学の張徳祥党委書記より水田理事長へ名誉教授証書と大連理工大学のバッジが贈られました。
同大学の名誉教授称号は、世界のさまざまな分野の優れた研究者に授与されており、日本では、ノーベル賞を受賞した野依良治先生、鈴木章先生、根岸英一先生らをはじめとして、学校法人城西大学では、村井隆顧問や井上明久理事長特別顧問（元東北大学総長）らが授与されています。
授与を受け、水田理事長は「大連理工大学と学校法人城西大学との絆と連携教育の深まりと発展を評価いただいてこのような栄誉ある称号を授与いただき、大変光栄です。今後も両校の発展と日中友好の架け橋となるグローバル人材の育成に力を尽くしてまいります」と挨拶しました。その後、名誉教授授与を記念して、水田理事長が両大学関係者や学生達を前に「人格形成と多文化共生教育研究」と題した講演会を行いました。
なお、今回の授与により、水田理事長がこれまで他学から受けた名誉学術称号は中国・華南師範大学名誉教授（2007年12月）、韓国・東西大学名誉博士（2010年9月）、ハンガリー共和国・セント・イシュトバーン大学名誉博士（2011年6月）、中国・東北大学名誉教授（2012年9月）、ハンガリー・ブダペスト商科大学 特別栄誉教授（2012年11月）に次ぐ6つ目となります。
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張党委書記 （左） から名誉教授を授与される水田理事長 |
授与後、記念講演を行う水田理事長 |
記念講演の様子
名誉教授証書
