学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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“アセアン前事務総長のスリン・ピッスワン氏を招き、第3回ASEANフォーラムJOSAIを開催しました

学校法人城西大学イノベーションセンターは、奈良県と共同で、2013年8月24日に第3回ASEANフォーラムJOSAIを東京紀尾井町キャンパスにて開催しました。東南アジア諸国連合(ASEAN)の前事務総長スリン・ピッスワン氏を講師に迎え、「発展する東アジアにおける日本と変化する世界情勢」という題目での講演会を行いました。

今年は日・ASEAN友好協力40周年にあたり、本学も政府の記念事業として「ASEANフォーラムJOSAI」と銘打った記念講演会を年間を通じて実施しています。今回は3月にマレーシアの本学姉妹校から講師を招いて開催した第1回、5月にタイのTPA(泰日経済技術振興協会)会長のプラユーン氏が講演した第2回に続くものです。

講演で、スリン氏は、日本とアセアンの関係を1960年代から遡り説明され、日本がアセアン諸国に対し常に先頭に立って協力を行ってきたことや、1990年代のアジア金融危機、99年のインドネシアにおける東ティモール問題に対する日本の貢献について話されました。そして、近年中国の台頭など国際情勢は大きく変化してきているが、開かれた地域統合に向けて日本の果たす役割が強く期待されていることや、TPP交渉においても日本の対応に強い関心が集まっている点、日本の経済的な回復基調が喜ばれている点についても説明されました。
   最後に、経済発展の過程において、アセアンはこれまで生産基地としての機能を充実してきたが、これからは科学技術の発展とイノベーションが非常に重要であることに触れ、この点についても日本の貢献が期待されると話されました。

講演会終了後は質疑応答が行われ、日・中・韓とASEANの関係や若者間の交流の重要性について活発な議論が行われました。

会場の様子

会場の様子

講演するスリン氏①

講演するスリン氏②

講演するスリン氏

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