白亜紀とよばれる時代の中頃である1億年前にはどのような世界が広がっていたのでしょうか?気温を中心に現在の地球とは大きく異なる環境のなか、生態系とよばれる生き物たちのあいだの関係が大きく変わっていった時代でした。支配者であった恐竜たちの中では草食恐竜のなかまに大きな変化が起こりました。これには花や虫が大きくかかわっています。海の中でもカニなどの新たな生物があらわれ、海底にすむ生き物たちは食べられてしまわぬよう地中にもぐるようになりました。
「白亜紀の生命」展では、立体的な化石や、ふつうでは失われてしまう体の柔らかい部分まで保存された美しく貴重な化石の数々、そして水田記念博物館大石化石ギャラリーの開館に際して中国遼寧古生物博物館から提供された、鳥と恐竜をつなぐ世界最古の羽毛恐竜と全長8メートル肉食恐竜の学術標本などが公開されます。今は絶滅してしまった1億年前の世界に生きていた生き物たちの化石の小さな声に耳を傾けてください。
ギャラリー全景
貴重な標本イタスクスの展示
シーラカンスのコーナー
イエマンジャ |
翼竜の頭骨 |
クラドキュクルス |
ラコレピス |